都営 12 号線は小さかった

都営地下鉄 12 号線が最近(でもないが)新宿まで開通した。開通ルートは、練馬区の光が丘団地から西武線の練馬駅、JR 東中野駅、丸の内線の中野坂上駅の近くを通って都庁までだ。

そこで今回、光が丘-(都営 12 号線)-中野坂上-(丸の内線)-新高円寺というルートで帰宅してみた。

乗ったとたんに「なんか変だな?」という気がしていたのだが、すぐには原因がわからなかった。しかし、練馬まで来たあたりでだんだんはっきりしてきた。

この電車の車両のサイズが小さいのだ。

向かいの座席までの距離が異様に近い。天井も低い。出張のときに大阪の地下鉄に乗ったときも、同じことを感じた。これは、地下鉄のサイズの「新しい標準規格」だったりするのだろうか?サイズを小さくするだけでどれだけ事業費の削減ができるのかは知らないが。

もうひとつびっくりしたことがあった。

地下鉄の駅には長いエスカレータがつきものだ。3 列あるエスカレータが左 2 列上り・右 1 列下りとかで分かれている間に、間違って荷物を落としてしまっても一番下まで滑っていかないようにするためのストッパーのような感じのものが、ある程度の間隔で取り付けられているのだが、そこにはそれぞれ小さい「電光掲示板」が取り付けられている。

「禁煙」とかなんとか、一定の間隔で表示が切り替わっていくのをぼけーっと見ていたのだが、そこに、あるものが表示されたその瞬間、自分の背筋がゾクゾクする感覚を覚えた。

その表示の内容は、何のことはない、東京都交通局の発行するプリペイドカード「T カード」の広告なのだが。これがたとえば、コカコーラとかコダックとか表示されるようになった時を想像してごらんなさい。

まるっきりサイバーパンクじゃないか!?

サイバーパンクというと、言葉の定義からして的確な表現ではないかもしれない。インダストリアルというと音楽のジャンルになってしまうのかな。とにかく、なんとなく B 級 SF 映画っぽい印象を受けてしまったのだ。

山手線の 10 両目に設置された立ち乗り車両&液晶テレビの出現にもちょっとびっくりしたが、今回は特に、人間がぞろぞろ上へ下へ流れていく隙間に流れる電子的広告。ってことで、どっかの B 級 SF 映画のワンシーンみたいで、けっこう、ぞくぞく来てしまったのであった。