【書籍】 ヒトはなぜ太るのか?

私達が太る理由と考えていた「過食と怠惰」という2つの行動が、実際には肥満の影響で起きている可能性があるのだ。

飽和脂肪が健康に悪いことを疑うもう1つの理由は、この見解を支持する実験的エビデンスを得ることが驚くほど困難であったことである。(中略)つまり、NHLBI(米国立心肺血液研究所)は飽和脂肪の摂取を減らすことは心臓病を減らすだろうという考えを検証するために、大規模で10年にも及ぶ臨床試験に1億1500万ドルを費やしていたが、たった1例の心臓発作すらも予防されていなかった。

この本では、肥満やその他の現代の生活習慣病といわれるものの原因となる諸悪の根源がすべて炭水化物にあると、膨大なエビデンスを根拠に力説している。炭水化物の摂取さえコントロールできれば、タンパク質はもちろん脂肪でさえも、好きなだけ、食べたいだけ食べても太らないという。

でも、食べたいだけ食べてもいいダイエット法といえども、週一以上の頻度で無性にラーメンが食いたくなる習性のある僕には、結構辛いかなぁ…(汗)

お米も大好きだし。

[書籍] うつに非ず

拡張期血圧5mmHgの基準の違いは世界中で何億という人々を高血圧患者に変え、降圧剤を扱う製薬会社の利益を莫大なものとした。(中略)うつ病も、高血圧のたどった道を歩もうとしている。かつて企業が合理化・リストラで労働者を抑圧していると捉えられた問題が、今はうつ病とされる。(p.p.70〜71)

不眠が長く続くのならば、環境に問題があり、同時に自分の受け止め方にも問題があると考えたほうがよい。ただし、自分の受け止め方にだけ問題があるという考え方はすべきではない。そうすると環境に適応するしかなく、絶え間ない適応が強いられる。適応できない自分を弱者として認識するほかはなくなってしまう。 (p.p.183〜184)

集団認知行動療法や1人でできる認知行動療法が喧伝されているが、それは認知療法の創始者である A. T. ベックが望んだものとは違っている。認知行動療法では現実を正しく認知することを求め、そのために治療者との対話が重視される。何でも肯定的に受け止めるように説得したり、ワークシートを埋めたりするものではない。(p.171)

社会の問題には目をつむって、そこから落ちこぼれた人を社会不適合者と位置づけて、あまり効きもしない中毒性の高い危険なクスリを処方して、一生その状況から逃れられないようにする。ほとんどの精神科医は、患者を元の状態に治したいなどとは思ってさえいないのだ。

[ネタバレ注意] パシフィック・リム 2013

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PACIFIC RIM / Warner Bros. © 2013

評価:★★★★☆

司令官が身を挺して主人公たちの援護に出撃するのはいいけど(正直、司令官が戦闘スーツに着替えて登場してきたときは「キターーー!!」て感じで泣きそうになった。)、ストライカーのパイロットの、親父の方でなく息子のほうを連れて行って巻き添えにして自爆しちゃうのはいかがなものか。

しかも、主人公たちも、あんな海底数千メートルのしかも異次元とつながっている場所で、しかも穴が閉じるほどの衝撃を加えたあとの過酷な状況から、脱出ポッドで脱出してこれるというのも安易すぎる。

とはいうものの、ほうぼうでこの映画に対してオタク大歓喜している記事など見ると、通にはたまらない要素満載なんだろうな……と思います。

ぼく、あんまりわからなかったけど。

あと、マコの幼少時のトラウマエピソードのシーンで、芦田茉奈ちゃんももちろんかわゆかったけど、バックに竹ノ塚っていう地名が入った看板がちらっと出てきてすごく気になった。だってぼく、竹ノ塚在住なんだもん。もしかして近々、近所で怪獣とコヨーテタンゴの戦いを見ることができるのだろうか。ワクワク

[DVD] 幻魔大戦

1983年の映画だから、もうこれ、30年前っすか!

いま見返してみると、3部作ぐらいにしてもいいぐらいの量の内容を一本にむりくり収めたためか、なんの説明も伏線もない直線的なストーリーで、置いてけぼり感満点。だけれども、当時としてはすごいインパクトの映画でしたね。すべての中二病の原点。

制作スタッフに大友さんはもちろん、森本さんや梅津さんの名前がちらほら。

[書籍] テレビに破壊される脳

評価:★★★☆☆

「マルチチャンネル」といいますが、視聴者の選択肢が増えるとさかんに宣伝されました。
ところが実際にマルチチャンネルを実践しているのは、NHKやTOKYOMXテレビの一部の時間帯だけです。ほかの放送局では、ほとんど行われていないのです。

最近、マルチチャンネル機能があるのになんで使わないの!?と思うことがしばしばあった。ブタに真珠とはまさにこのことである。

テレビは、資本家に不利益になるような指摘は決してしないものです。ですから、このようなデフレ下で民間企業の給与が下がっても、資本家たちの収入はどんどん増え、貧富の差が増大しているのです。
哀しいことに、テレビを見ている民衆も、自分で問題を分析したりはせずに、テレビの論調に賛同してしまっています。
(中略)
つまり、公務員叩きの背景には、テレビが資本家の立場で煽り、それに民衆が同調し、やがてそれが民衆を苦しめることになる、という根深い問題が潜んでいるのです。

[書籍] 本当に怖い電磁波の話

評価:★★★☆☆

携帯電話

電波の安全性を管理する総務省も、パンフレットの中で「携帯電話を使うとがんになるということではなく、その発がん性の可能性を完全に否定できないということを意味している」と解説しています。
しかし、これは完全にミスリードです。IARCの「発がんの可能性あり」という評価は、積極的に「可能性を示す証拠がある」ということを意味しています。否定できないというだけなら一段階下の「発がん性を否定できない」という評価になります。

電波産業会が言うように発ガン性がないと断定できないというのはグループ3に相当します。グループ2Bとは文字通り発がん性の可能性を示唆する証拠があるということです。

携帯基地局

総務省の指針値以下だから安全、という理屈はもう通用しません。

盗難防止ゲート

ためしにゲートに鍋をのせてみて、鍋が加熱するかどうか実験してみました。
ホウロウ鍋をゲートの枠においてみると鍋の温度は5分ほどで84℃にまで上昇、素手では持てないほど熱くなりました。

送電線、家電、保育器、IH調理器、スマートメーター、携帯電話、携帯電話基地局、無線LAN、スカイツリーなどなど、さまざまな対象について電磁波の人体に対する影響を論じている。

決してトンデモ科学ではない、れっきとした学術研究結果をいくつも持ちだして具体的に検証しているところは好感が持てた。

電磁波にしろ放射能にしろ目に見えないから怖い。

[読了] ルポ 貧困大国アメリカ II

一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません。(p.213)

国は一、二度の政権交代では変わらない。国民の判断で、その洗礼を繰り返し受けることで初めて、政治も社会も成熟してゆくのです。本当の絶望は、国民が声を上げなくなった時にやってくる。(p.215)

大学に入って学位でも取らなければ一生ワープアになってしまうという強迫観念から、学資ローンをめいっぱい借りて大学に進学したものの、もはや学位ぐらいでは満足な職は見つからなくなっており、いつのまにかローンも利率が変更されていて支払いきれなくなり、いつのまにか変わっていた法律によって自己破産しても学資ローンは免除されずに一生多大な負債を背負わざるを得なくなってしまう。詐欺まがいの方法で貧困層から新兵をリクルートし続ける軍。発展途上国よりも安い人件費ということで脚光を浴びる囚人労働力。国民皆保険制度がいつの間にか選択肢からまったく排除され、結局オバマはアメリカをチェンジできなかったと落胆するリベラル派の人々。

狭いテーブルの上に居続けられる人々はごくわずかだ。少しでも足元が狂って奈落の底に落ちてしまったら、そこから這い上がるすべは無い。日本だってそんな社会がもうすぐそこまでやってきているような気がする。

プロメテウス

評価:★★★☆☆

なんの予備知識もなく、予告編とかで出てくるガチムチ兄貴に惹かれて見始めました。

監督がリドリー・スコットだったり、途中からビジュアルがギーガー臭ぷんぷん漂い始めた時点で気がつくべきだったのですが、ラストシーンでやっと、ああ、これはここからエイリアンシリーズに続く前日譚としてのエピソードだったのだと初めて合点がいった鈍感な私ですいませんでした。

アンドロイドのデヴィッドの行動が謎すぎてよくわからなかった。あと、ホロウェイがなんとなくイチローに似てた。

監督:リドリー・スコット
出演者:ノオミ・ラパス、 マイケル・ファスベンダー、 シャーリーズ・セロン、 ガイ・ピアース
収録時間:124分
レンタル開始日:2013-01-09


Story
『エイリアン』の巨匠、リドリー・スコット監督が手掛けたSF大作。未知の惑星にたどり着いたエリザベスは、地球上の科学の常識では計り知れない驚愕の真実を目の当たりにし…。ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダーほか豪華キャストが共演。PG12 (詳細はこちら

[読了] ビジネス書大バカ事典

評価:★★★★☆

現在日本で手に入る成功本(モドキ…「だれでも成功できる」「だれでも金持ちになれる」などと謳っている本)はほとんど 思考は現実化する (ナポレオン・ヒル)や 7つの習慣 (スティーブン・R・コヴィー)のパクリだと断言し、勝間和代、苫米地英人、本田健などの著作を一刀両断しているのが痛快だった。

ただ、便所を素手で掃除することに対して批判していたかと思えば、後半、(読むに値する自伝的ビジネス書の)永守重信(日本電産)のエピソードでも同じようなことが出てくるのにそれにはノーコメントだったり、ところどころ論理の矛盾があったように思う。

ていうか、文体がブログとか2ちゃんに書いているような感じなので、(金儲けして億万長者になる、という意味でのいわゆる)成功を手にできなかったおっさんが愚痴をぶちまけている感じもしないではない。