1998 年 1 月 19 日

アルミ鍋から溶出するアルミニウムがアルツハイマー性痴呆の原因となって超ヤバい状態だそうだが、歯磨き粉に使われる研磨剤の主成分は水酸化アルミニウムだ。フッ素入り(フッ化ナトリウム)も人体には超有害らしい。

お大自二ッキ(教習派)

1 時間目(第 1 段階) ~ 2 時間目(第 2 段階 – 3)
一番最初の技能教習は、通常の時間割り表での開始時刻よりも 45 分早く集合する。また、この日から 9 ヶ月以内という教習期限が設定される(学科のある人は「学科 1」を受けてから 9 ヶ月以内ということになる)。

服装のチェックや、配車券の取りかた・教習簿の提出のしかたの説明、予約機での予約の取りかた・キャンセルのしかた等を実際に予約機で操作しながらの説明、次の時間から実際にどのように準備したらよいか(ベルが鳴ると同時にすぐ走り出せるようにしておく)等のレクチャーを受ける。

1 時間目が始まると、普通二輪車免許を持っている人と持っていない人に分かれた。普通二輪免許を持っている人は、もう二輪車の基本的な乗り方をマスターしていると見なして、第 1 段階の項目をガンガンはしょって 1 時間で次の段階に進めるのだ。

1 時間目はまず、二輪車の乗り方をひととおりおさらい。普通二輪免許所持者といえども、長い間バイクに乗ってなかった人もいるので、運転姿勢や乗り方→発進→停止→降り方の説明をいちおう教わる。ひととおりさらっと、とはいうものの、ここまでで時間の約半分をついやす。

その後、コースの外周をぐるぐる回りはじめた。カーブは 20 km/h 以下に速度を落とす、また、長い直線では 3rd にギアを入れて 30 km/h 程度までスピードを上げるように指示される。

教習車(CB750)は車体重量が 200 kg 以上あって、中型バイクよりも当然重くて扱いも大変なのだが、さすがみんな中免所持者だけあって、走り出してしまえば、後半の時間はスイスイ気持ち良さそうにナナハンに乗っている。

カーブ手前でしっかり減速すること、また 3rd からの減速チェンジ、カーブ出口からの素早い加速などしっかりチェックされるので、あまりいい気持ちでのほほんと走っていてもまずい。でもここらへんは普通二輪免許持ってるならば「本能」でできるようになってるはず。

2 時間目(第 2 段階の 3)は、坂道発進、スラローム、一本橋、急制動、一時停止、見通しの悪い交差点、信号、右左折、を含むコースを設定し、外周をぐるぐる回る。

普通二輪免許の時にも死ぬほどやったところなので、技能教習 2 時間目にしていきなりこれだけの項目が増えてくるが、やはりまだ最初の段階の時間なので、カンを取り戻すために流して走る感じだ。

急制動は、3rd ギアで 35 km/h まで速度を上げてから、制動開始点でブレーキをかけて、短い距離で、タイヤをロックさせたりしないように停止する。3 段階に行くと 40 km/h からの制動になる。

スラロームは、27 m の長さに 4.5 m 間隔で置かれたパイロンの間をみぎひだりにリズミカルに走る。卒検の時には普通二輪は 8 秒以内、大型二輪は 7 秒以内のタイムリミットが設定される。卒検ではパイロンと接触すると、即、試験中止。不合格だ。

一本橋は、幅 30 cm 長さ 15 m の橋の上をローギアと半クラッチとリアブレーキでなるべく時間をかけて通過する。普通二輪は 7 秒以上、大型二輪は 10 秒以上のタイムリミットが設定される。卒検で脱輪すると、即、試験中止。

一本橋もスラロームも苦手だ。しかし、タイムリミットにこだわって失敗してしまうよりも、タイムリミット守れなくてもいいからちゃんと通過できるようにする方が当然よい。たしか、普通二輪の卒検の時はどちらもタイムリミット守れなかったのだが(爆)、ほかのところをちゃんとできれば合格してしまうのだ。

一本橋。「はい 8 秒でしたー。もうちょっとですね。」 あぁ、でも、すこし上達してるではないか。普通二輪とろうとしてた時は 5 秒くらいだったもんなぁ(笑)。

追記: 筆者の勘違いについてここで正しておかねばならない。丸井でも大型二輪コースを取り扱っていた。先日別の用事で池袋をうろついていた際、池袋丸井フィールド館で、丸井の運転免許の大型二輪コースの案内が出ていたのである。

都営 12 号線は小さかった

都営地下鉄 12 号線が最近(でもないが)新宿まで開通した。開通ルートは、練馬区の光が丘団地から西武線の練馬駅、JR 東中野駅、丸の内線の中野坂上駅の近くを通って都庁までだ。

そこで今回、光が丘-(都営 12 号線)-中野坂上-(丸の内線)-新高円寺というルートで帰宅してみた。

乗ったとたんに「なんか変だな?」という気がしていたのだが、すぐには原因がわからなかった。しかし、練馬まで来たあたりでだんだんはっきりしてきた。

この電車の車両のサイズが小さいのだ。

向かいの座席までの距離が異様に近い。天井も低い。出張のときに大阪の地下鉄に乗ったときも、同じことを感じた。これは、地下鉄のサイズの「新しい標準規格」だったりするのだろうか?サイズを小さくするだけでどれだけ事業費の削減ができるのかは知らないが。

もうひとつびっくりしたことがあった。

地下鉄の駅には長いエスカレータがつきものだ。3 列あるエスカレータが左 2 列上り・右 1 列下りとかで分かれている間に、間違って荷物を落としてしまっても一番下まで滑っていかないようにするためのストッパーのような感じのものが、ある程度の間隔で取り付けられているのだが、そこにはそれぞれ小さい「電光掲示板」が取り付けられている。

「禁煙」とかなんとか、一定の間隔で表示が切り替わっていくのをぼけーっと見ていたのだが、そこに、あるものが表示されたその瞬間、自分の背筋がゾクゾクする感覚を覚えた。

その表示の内容は、何のことはない、東京都交通局の発行するプリペイドカード「T カード」の広告なのだが。これがたとえば、コカコーラとかコダックとか表示されるようになった時を想像してごらんなさい。

まるっきりサイバーパンクじゃないか!?

サイバーパンクというと、言葉の定義からして的確な表現ではないかもしれない。インダストリアルというと音楽のジャンルになってしまうのかな。とにかく、なんとなく B 級 SF 映画っぽい印象を受けてしまったのだ。

山手線の 10 両目に設置された立ち乗り車両&液晶テレビの出現にもちょっとびっくりしたが、今回は特に、人間がぞろぞろ上へ下へ流れていく隙間に流れる電子的広告。ってことで、どっかの B 級 SF 映画のワンシーンみたいで、けっこう、ぞくぞく来てしまったのであった。

雪と骨折

夜 9 時、この雪の中、食料を求めてコンビニへ買い物。

昼間は風がびゅうびゅう吹いていて、とても出かけられるような状態ではなかったので一日中家にいたのだが、夜になって食料とタバコがなくなったので、風も雪もやんできたし買いに行くか、ということで。

蛍の光、窓の雪、という、卒業シーズンによく唄われるうたがあるが、雪がつもっていると街灯が雪に反射して夜でも明るく感じる。というか、実際に計測してもいつもよりも少し明るいのに違いない。

今日積もった雪の深さをみると、先日よりも多く雪が降ったことがわかる。太陽の出た日に前の雪はほとんどとけたはずなので、前の雪が残っていたというわけではないはずだ。もちろんこれは、都心部での話。

青梅街道の方からは救急車のけたたましいサイレンがひっきりなしに聞こえてきていた。あしたの朝、道に積もった雪が凍結すれば、もっとケガ人は多くなるだろう。

テレビで天気予報士の人が言っていたが、1 月にたくさん雪が降るほど、その年は暖冬傾向である証拠なのだそうだ。東京で 1 月の積雪量が 10 cm を越えたのは 14 年ぶり。14 年前と聞いて思い出した。14 年前のいまごろ、やはり大雪が降った。高校 1 年の時だ。はっきり覚えている。

バス通学で、底がつるつるの革靴を履いていた。下校してきてバスを降り自宅へ向かう途中で、ステンと転んでしまったら、手のつき方が悪くて右手首を骨折してしまった。今のところの人生の中で、最初で最後の骨折である。自宅がすぐそこだったので、痛いのを我慢してとにかく自宅にたどり着こうと思ったが、すこし進んだところでまた転んでしまった。しかも、痛くした方の右手をまたついてしまった。

2 回目の転倒で確信した。これは折れたな、と。

血の気が引いてるのは自分でもわかったし、この嘔吐感は、学校の授業で習った、骨折のときの自覚症状そのものだった。あのときは、3 日間学校休んで、完治までにもだいぶかかった。リハビリとかいうのも経験したし。

単純骨折は最初の治し方がすごいぞ。力ずくで引っ張って元に戻すのだ、折れた場所を。ショックで舌をかまないように、タオルをくわえさせられるのだ。ワイルドだどー。

このあたりから、なんとなくウィンタースポーツというものからも遠ざかってしまい、アイススケートにも行かなくなったし、スキーもこの歳にしてまだ未経験だ。まぁ、情けないこと。直接原因は単に歩いてて滑って転んだだけなのにねぇ。「なんとなく」そう感じているだけなので、そう重いトラウマでもないと思うのだけれども。こんどスキーやってみようかなぁ。スノーボードは頭の打ち所が悪いと死ぬっていうし (^_^;)。

そういえば、救急車には自分で乗ったことはない。身内の急病に付き添いで乗ったことはあるけど。よくニュースで、「この雪によるケガ人が○人で…」とか言っているが、これはたぶん、救急車を呼んだ人だけの集計だな。14 年前の私のように救急車を呼ばないで解決した場合は集計のしようがないもの。

今年あと何回雪がふるのかは知らないが、まぁ、気をつけましょう。

お大自二ッキ(教習派) 入校手続き・説明会・適性試験

入校手続き

大型自動二輪は、どの運転免許をすでに持っているかによって、技能教習時間が短くて済んだり、学科を免除になったりする。表にすると、

既得免許 学科時限 技能時限
なし(原付含む) 32 H 36 H
四輪 2 H 31 H
普通二輪 免除 12 H
限定二輪 免除 20 H

といった感じである。

教習所の受付カウンターまで出むいて、大型二輪を申し込みたい旨を伝えると、「まず二輪の受付に行って簡単なテストを受けてもらいます」とのこと。

750 cc のバイクを使って、取りまわし、引き起こしなどができるかどうか、実際にやらされるわけである。教習で使うやつ(CB750)とはまた別の、比較的車体重量の軽いバイク(Zephyr 750)を使って行われた。センタースタンドを倒す・ハンドルを切ってあたりを一周するようにバイクを押す・バイクを倒してそれを引き起こす・センタースタンドをかける、ということをやらされて、できるかどうかをみるのだ。自分の場合は「はい、やってー。はい、OK です。」で済んだが、たぶん初めてバイクを触る人にとってはけっこう難しいものなので、あらかじめコツを教えてもらえるのかもしれない。

その後、受付カウンターに戻り、費用の支払い(クレジットカードの手続き)と教習原簿などの書類の作成、ID カードの発行、その他いろいろな基本的事項の説明を受けた。

また、矯正視力が片眼で 0.3 、両眼で 0.7 あるかどうか視力の検査や、手を握ったり開いたり、足の屈伸運動、信号の色(あか・あお・きいろ)を見分けられるかどうかのテストなども行われた。

この手続きのあと、入校説明会(1時限)と適性試験(1時限)を受けなければ、技能教習を始めることができない。さらに、技能教習の初回(1段階の1時間目)は毎日やっているわけではなく、ある程度日程が限られているということであった。この関係で、入校から初めての技能教習まで若干の間があくことになる。それを考慮しつつ、8 時限分の技能教習の予約をあらかじめとっておくことになった。

入校手続きの後、その日に教室で入校説明会と適性試験のスケジュールがあれば、すぐにそれを受けることができるのだが、私の時は翌日でないと入校説明会と適性試験のスケジュールが組まれていなかったので、改めて出直しとなった。

入校説明会・適性試験

入校説明会では、学科教習・技能教習についてのだいたいの流れや、教習の受け方・教習の時の服装などについて説明を受けた。

教習開始後 9 ヶ月以内に 4 段階までを終わっていなければならない。また、4 段階まで終わった後 3 ヶ月以内に卒業検定に合格しなければならない。それにまにあわなければ、すべての教習は無効となる。

靴はバイク用ブーツが望ましいが、くるぶしまで隠れるものであればよい。長袖長ズボンは夏でも必須事項。グローブは、指の先端部分が切れているタイプでなければ、軍手とかでも OK。

ヘルメットはフルフェイス型かジェット型で、持っていなければレンタルもしてくれる。前面がスモークやミラー処理してあるものは不可、または教習中は開いて顔を出したまま(教官が視線の動きを確認できるように)にする。当然、原付用のヘルメットや 125 cc 用のヘルメットは不可。

適性試験の時間では、ちょうど小学校の時にやらされたような、知能テストのようなものを受けさせられる。これで運転適性をみようというわけだ。成績が悪いと再試験となる。

見本としてあげられた図形と同じものを選び出すとか、ロールシャッハ風の図形が出てきたり、性格診断のような設問に Yes/No で答えたりとか。

たとえば、同じような図形だがちょっとずつデザインが違うのが 4 つくらい出てきて、どれが一番好きと思うか、どれが一番嫌いか、を答えるのだが、じつはこれは、答えの内容をみるのではなく、規定時間内でどれだけ数をこなせられたか見たりしているそうなので、こおいう類のテストは侮りがたし、なのである。

1998 年 1 月 11 日

アパートがエアコン付きなのはいいのだが、パワー不足らしくて、つけっぱなしにしてても室温が 18 ℃より上がらない。というか、そこまで温度が上がるのに半日くらいかかる (^_^;)。床の方も全然あったまらないし。