12 時間目(第 4 段階 – 1) ~ 13 時間目(第 4 段階 – 3)
今日 2 月 7 日から、冬季オリンピック長野大会が始まった。
最初、今日のこの日に予約を取ったとき、教習の時間が夕方の 4 時~ 6 時の 2 時間だったので、「時間がおそすぎるな~」と思ったのだが、テレビでお昼から開会式の中継を見ていたら出かけるのにちょうど良い時間になっていたので、それほど暇を持て余したわけではなかったのだった。
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12 時間目、第 4 段階の最初の教習である。第 4 段階の目標は「危険予測・回避運転と体感走行」ということだ。つまり、「ちょっとでも無理した運転をすればすぐ事故って死ぬわけなので、自分にとってどこらへんが、死ぬ・死なないのスレッショルドレベルなのか体感しよう」ということである。ただし、間違っても死ぬといけないので、あくまでも模擬体験である。
まず、「カーブのオーバースピード走行」。同じカーブでも、外周と内周では曲がりかた(「R」といったらいいのだろうか)が内周の方がタイトなのは当然なのだが、このきつい方のカーブを、30 km/h で曲がってみる。
もちろん、道なりには曲がれずに、すこしふくらんだラインになってしまう。これは別に問題ない。「ほら、ふくらんでしまうでしょう。だからカーブの手前でしっかりスピードを落とさなければいけないのです」という教官の言葉に納得すれば、この課題はクリアである。
次は、カーブを、「リーン・イン」、「リーン・ウィズ」、「リーン・アウト」の各姿勢で(いつものスピードに戻って)それぞれ曲がってみる体験。これは、ライダーによって一番しっくりくる姿勢はまちまちなので、どの姿勢にしないといけない、ということは教わらない。自分が一番取りやすい姿勢で曲がるようにしてください、ということである。ただ、曲がるときのスピードが速ければリーン・インが良い、スピードが遅いとリーン・アウトになる。リーン・アウトになってしまうのはそのほかに、カーブによる恐怖感でスピードを必要以上に落としすぎている恐れがある。ということは言われた。
次は、「模擬追突体験」。教官が走る 5 メートル後ろの左側をついて行き、教官がブレーキをかけたのを認めると同時に自分もブレーキをかけて停止する。左右にずれているので、本当の追突が起こることはないが、停止後に教官のバイクの後輪と自分の前輪が前後関係で重なった位置にあれば、それは追突事故が起こったことを意味する。車間距離に十分注意しましょうという教えである。
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13 時間目、「危険回避」。
前方にシグナルが設置されている直線コースを 40 km/h のスピードで飛ばして走るが、あるとき、そのシグナルが光り、どのようなひかりかたをしたかによって、「急制動」「右へ回避」「左へ回避」を判断し、そのように行動する。
いつもやっている「急制動」は、「ココの地点でプレーキをかける!」との指定がされているので制動距離だけで止まることができるのだが、この危険回避の練習での急制動の場合、シグナルを認識してどのように行動すればいいかを判断し、その後ブレーキをかけ始めるという「反応時間」が加わるので、実際に停止するまでかなり長い距離が必要になる。
そのあと、「急制動」を重点的に練習。いつもの急制動に加えて、ブレーキをかけるポイントではなく「停止位置」を設定してなるべくそこの位置に近い場所で止まるようにする「ニアピン急制動(←自分で命名(笑))」を何回かやらされた。
また、この「急制動」というやつを、ナナハンではなく 400 cc のバイクでやってみることもおこなった。もちろん、400 cc のバイクの方が軽々止まることができる。「ナナハンは重いので、制動にかかる距離も長くかかるのだということを理解してください」ということである。
余談だが、400 cc のバイクから再びナナハンにマシンを乗り換えるときに、ナナハンのあまりの重さにコカしてしまった… ああ、はずかしい (^_^;) マメ知識! 右側にこけたときは、バイクを起こす前にサイドスタンドを出しておくと、起こしたいきおい余って反対側にまたコカしてしまう失敗がないので覚えておくと良い! 私は今日はそれを思い出したのでセーフ (^_^;)。
この時間、私は急制動のときに、かなりの回数、後輪をロックさせてしまった。「タイヤからけむりが出てますよー(笑)」 あああ、すいませんすいません。リアブレーキを強く踏みすぎてるんだな。でも、それまでの教習と同じようにやってるつもりなんだが。バイクが悪いのかな、と機械のせいにしてみたりして。
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両時間とも、残りの時間は「急制動」に重点をおいた練習になったのだが、急制動をやったあとは、一周して一本橋とスラロームを含むコースをまわって戻ってくる。あああ、また、一本橋とスラローム、下手になってる (^_^;)。他の教習生もかなりの人が一本橋で脱輪したりしている。やはり時間をおくと体が忘れてしまうのだ。
どうしよ。と、考え、第 4 段階の残りの時間は、「明日の日曜日に 1 時間、建国記念日の祭日に 1 時間と、それで運良く第 4 段階終了して、土曜日または日曜日に卒検。というスケジュールで行けばうまくいくのではないか?」と考えて、そのとおりの予約を入れてみた。はたしてうまくいくかねぇ? わし、本番にめっぽう弱いからなぁ(笑)。だいいち、そうそううまく第4段階終われるかな。