評価:★★★★☆
現在日本で手に入る成功本(モドキ…「だれでも成功できる」「だれでも金持ちになれる」などと謳っている本)はほとんど 思考は現実化する (ナポレオン・ヒル)や 7つの習慣 (スティーブン・R・コヴィー)のパクリだと断言し、勝間和代、苫米地英人、本田健などの著作を一刀両断しているのが痛快だった。
ただ、便所を素手で掃除することに対して批判していたかと思えば、後半、(読むに値する自伝的ビジネス書の)永守重信(日本電産)のエピソードでも同じようなことが出てくるのにそれにはノーコメントだったり、ところどころ論理の矛盾があったように思う。
ていうか、文体がブログとか2ちゃんに書いているような感じなので、(金儲けして億万長者になる、という意味でのいわゆる)成功を手にできなかったおっさんが愚痴をぶちまけている感じもしないではない。