お大自二ッキ(教習派)

7 時間目(第 3 段階 – 4) ~ 10 時間目(第 3 段階 – 5)

ここまでは、1 日 1 ページのペースで日記を書いてきたのだが、今週の土日は、ハンコを押してもらえなかった事が多かったので、2 日分で 1 ページにしようと思う。まぁ、スムーズに時限オーバーなしで進められるとは思ってはいなかったが、今週は全然ハンコがもらえなかったので、今ちょっと、どころか、すげークヤしい気持ちでいっぱいなのだった。 (T^T)

ところで、レインボーの二輪コースの図である。会計でコピーが(3 枚 100 円)売っているのでそれの売り上げを邪魔してはいけないと思うし、なんだか、このコース図に練習コースや検定コースの道順の矢印が描かれたサンプルのやつは「持ち出し禁止!」とか書いてあるし、こういう場所 (WEB) で公開してはいけないような雰囲気を感じてもいるので、参考にはなる程度に、しかも精細すぎず、といった感じまでグラフィック編集ソフトで解像度を落としてみた。もし関係者の方から指摘があれば即刻削除するつもりなので、チェックよろしくお願いします。

7 時間目、練習コースの 「2 コース」を回る。 S 字の後、クランクの後、それぞれ左折して出てゆくのだが、出る直前で左右からの安全を確認して道路に出てゆかなければならない、その時はゆっくりゆっくり進み、ほかの車が来ようとしている場合はもちろん止まって通り過ぎるまで待っていなければならない。特に、 S 字の後はすぐ優先道路なので、そこでも左右の安全を確認する。つまり、ゆっくりゆっくり進みながら左右を確認しつつ危なかったらいつでも止まれるようにして左折して出てゆかなければならない。

ここが、何回やってもうまくいかないのだ。フロントブレーキは使うわ、スピード出しすぎてクランクのパイロンにつっこむわ、そのうち頭真っ白になって道わからなくなるし。

7 ・ 8 時間目は、落第。つまり土曜日は、ちっとも次のステップに進めなかったのだった。 (T^T) 日曜日、最初の時間(9 時間目)で、ぜはーぜはー言いながら、やっと OK となった。

10 時間目、第 3 段階の総合運転である。

レインボーは、二輪のコースと四輪のコースが別々になっている。「普段からバイクに乗ってる人いますか」全員が手を挙げる。「じゃああんまり心配はなさそうですね。ちょっと四輪のコースに出て走ってみましょう」

この時間の前半は、四輪のコースに出てしばらく自動車が走っている中いっしょになってバイクで回った。その後、二輪のコースに戻って「練習 1 コース」を回る。

S 字から優先道路に出て左折、左折、クランクのあと左折、という部分は、「1 コース」「2 コース」共通で存在する部分なのだが、やはりどうしてもうまくできない。

何のことはない、クランクは一本橋の、S 字はスラロームの応用で、そこから出るときに安全確認しつつ左折したりするときもローギアと半クラッチとリアブレーキでゆっくりゆっくり走れば良いわけなのだが、そういうことがコースを走っている最中、頭の中からすっかりどっかに飛んでしまっているのだ。

というわけでやっぱり、第 3 段階の最後の時間も、「もう少し練習してみましょうか」という教官の一言で、落第。まぁ、対向車線から車が来てるのにむりやり右折してしまったとかいうこともあったし(でも自分だったら間に合うと思ったんだもん)、自分でも客観的に見てしょうがないかなと思う。

うわあ、もうだめだぁ。僕なんかに大型二輪を乗る資格なんてないんだぁ。ちくしょー。もうこんなのやめてやる! とは冗談だが、でもちょっと落ち込んでしまうぞぉ。めそめそ… 「キリン」でも読んで気をまぎわらそうっと。

結論!(小沢昭一風) いくら練習したところで、一週間も間があけば体が忘れてしまうのであ~る! 次回は、会社休んでまで教習に行って第 3 段階を完璧に終わらせるのこころだぁ!(ちゃんちゃん!)

お大自二ッキ(教習派)

5 時間目(第 2 段階 – 6) ~ 6 時間目(第 3 段階 – 1)

今日(1 月 25 日)は、朝、今年一番の冷え込みだったということだが、雲一つない快晴でとてもバイク日和であった。でも、朝からちょっと腹が壊れ気味で (^_^;)、体調の方はいまひとつなのであったけれども。

5 時間目、第 2 段階の総合運転である。

坂道発進、スラローム、一本橋、急制動、S 字、クランク、8 の字、波状路をひととおり見てゆく。

一本橋で脱輪したり、クランクで足ついたり、波状路がいまいちうまくできなかったりしたけれども、甘めに見てくれたようで (^o^)、うまくできたときもあったし、いちおうまぁ、時限オーバーなしで無事第 3 段階に進級ということで。

「次の段階から検定コースを覚え始めますから、しっかり頭にたたき込んどいてください」っておいおい、次の時間まであと 2 ~ 3 分しかないのに…。

6 時間目、さすがに 2 分でコースを覚えるのは無理と教官が察したのか (笑)、時間の 1/3 くらいを使ってコースの道順や要点の説明と、実際に運転しながらの道案内が行われた。

この時間からは、練習コースを覚える。課題は法規走行と安全運転。右左折の 30m 手前からウィンカー出すとか、どこで徐行したり止まったりしなければならないかとか、もちろん、クランクとかのいままでの難所も各所におりまぜられている。

コースを間違えても減点対象にはならない。しかし、正規のコースに復帰するまで、やはり法規に乗っ取った走行をしなければ、減点対象になる。たとえば、右左折の 30 m 手前でウィンカーを出すことを忘れてしまったら、その交差点では曲がらないで直進し、一周してきてふたたびその交差点から続行ということになる。

コース内は狭いので、信号を右折した後、左の S 字に入って、出た後左へ、んで、左に、左に、そしてクランクにはいるために左に、でたあとさらに左折。などというところはずっとウィンカーを出したまま(曲がらない交差点通過するときでもつけたまま)というところもある。

障害物をよけるための車線変更は、3 秒前にウィンカーを出す。それで、後方確認をすると、1 段階の人がよたよた走っていたりするので (^_^;)、そのときは一時停止してやり過ごそう。検定の時はそういうシチュエーションは起こり得ないけど、あくまでも法規に乗っ取って安全運転、である。

変に、コース図の矢印を正確においかけるだけのような覚え方をすると、いざというときに機転が利かなくなる。「次は信号のある交差点。そこを右折してクランク」と、目標物をだいたい覚えるだけにして、その間、自然と法規走行できるように体で覚えておく方がよいとのこと。

基本的には教官はほめたたえることをしないからなぁ。各ポイントで、「そうそう、そんなかんじです」などとは言ってくれることはたまにあるものの、教習後とかに『今日のアナタの運転はスバラしかった!』などという賞賛はいままでのところ全くない。

「ちょっと今日は甘めで、みなさん次の時間に進めるんですけど、特に両脇の方ですね(わたし?わたし?)、もうちょっとしっかり練習しないと検定うかりませんヨ」 あ、はいはい。がんばります(^_^;)。

バイクの師匠との電話。

「ちょっとお聞きしますが、CB400 と XJR400。どちらが重いと思いますか?」

「CB でしょうか。水冷式のエンジンですし」

「では、大きさとしてはどちらが大きいでしょうかね」

「どっちも同じくらいだとは思いますが… 強いて言えば、やはり CB の方でしょう。CB は燃料タンクが大きいです」

「いやぁ、私はどちらも軽くて小さいと思っています。スピードも出ないです。ナナハンと比べると」

「それは、当たり前の話ですよ(笑)」

いやぁ、しかし、2 時間連続教習を 2 日やっただけで体が痛い。体力ないなぁ<自分

お大自二ッキ(教習派)

3 時間目(第 2 段階 – 4) ~ 4 時間目(第 2 段階 – 5)

いやー、遅刻するかと思った! あぶないあぶない(福田和子風)。教習所に着いたのが、もうほとんど配車券の発行締め切り時間まぎわであった。

高円寺のアパートから志木の実家までは電車とバスなわけだが、所要時間の見積もりを誤ってしまった。途中で志木駅のアートコーヒーでのんきに昼飯喰ってたのもまずかったな(笑)。

先週は、行き帰りの道を父のブルーバードを借りて運転したのだが(雪で道がぐしゃぐしゃだったんだもん。でも車ってやっぱ楽チンだわ)、今日は実家から XJR400 で来たのだ。

3 時間目、前の時間と同じ、スラロームや一本橋などを含む外周コースをぐるぐる。

一本橋は、一時 9 秒台のタイムを出せた時もあったようだが、タイムにこだわってブレーキをかけすぎて脱輪してしまうことも 2・3 回。いやそれ以上やったかな。

「ひざが開いてます。もっとしっかりニーグリップしましょう。」 わかってるんだけど、どうも、うまくできないんだよなぁ。大型に限らず、バイクの教習では耳が腐るほど「ニーグリップ」という言葉を聞く。それくらい大事なことなのであろう。

ハンドルを小刻みに動かすことでバランスを取り、脱輪しないようにする。スピードの調整はリアブレーキと半クラッチで。

スラロームは、タイムはともかく (^_^;)、どのように走ったらいいのか、だいぶわかってきた感じ。こっちは、ハンドルではなくて、バイク自体をぐいぐい倒して左右に揺らす。足でステップを思い切り踏み込むようにするとうまくいくようだ。ハンドルだけでやろうとしてはけして曲がりきれるものではない。アクセルをちょっとあければバイクは起きるのだということを理解しつつ、寝かせるときは思い切りよく。ただし、頭の位置はずっとまっすぐ、すぐそこのパイロンではなく、その次のパイロンを見ているようにする。

しっかりニーグリップと、バイクを起こすためのアクセルちょっと開け。ポイントであろう。

スラロームで前ブレーキを使うと、こけるからやめましょうとのこと。かけるならリアブレーキを使う。

学科は免除だけれども、コース内もちゃんと交通法規守らないと注意される。設定したコースに入っていなかったとしても、バイクを移動するときに踏切をわたるときは、ちゃんと一時停止して左右を確認するとかね。電車絶対来ないんだけど。

4 時間目(第 2 段階の5)は、内周コースに移って、S 字・クランク・ 8 の字・波状路が新しく項目として増えた。

「波状路」は、普通二輪の教習ではやらなかったところだ。やはり、半クラッチによるスピードコントロールと、段差に前タイヤが乗るときのアクセルちょっと開けがコツらしい。最終目標通過タイムは 5 秒以上。

S 字はバイクを倒して曲がるのに対して、クランクはハンドルを切って曲がっていく。S 字と 8 の字は 2nd、クランクと波状路はローギアで通過。クランクってこんなに狭かったっけー?

クランクを立ち乗りでやってみる。座ってるのよりも、立ち乗りの方がニーグリップの感覚がよくわかるのだそうだ。たしかにそうかもしれない。だって失敗(足つき)しなかったもん。

8 の字の変形(変形 8 の字…ネーミングそのまんまやん)。普通の 8 の字は、本当に数字の 8 を書くようにコースを走るのだが、変形 8 の字は 「8」 のへその部分を鋭角に曲がる。ここの時も、バイクを思い切り寝かせてアクセルちょっと開けで立て直す。

後半の時間はまた外周コースに戻って、ぐるぐる回る。

教習が終わって、エンジンを切ってバイクから降り、所定の位置まで押して移動させて戻すのだが、降りたとたんにバイクの重さが感じられるようになる。まじで、この時に倒してしまいそうになった (^_^;)

教習後、教官からニーグリップのコツを伝授される。ようするに、ステップに足を置くときにうちまたに足を配置せよとのこと。この状態で足に力を入れれば、自然とニーグリップ状態になるというわけだ。

んで、帰り。XJR400 で帰途についたわけだが、なんだか、この XJR400 が小さくて軽くてパワー不足で頼りない感じがしてしまったのだ。慣れとはオソロしいものなのである。

お大自二ッキ(教習派)

1 時間目(第 1 段階) ~ 2 時間目(第 2 段階 – 3)
一番最初の技能教習は、通常の時間割り表での開始時刻よりも 45 分早く集合する。また、この日から 9 ヶ月以内という教習期限が設定される(学科のある人は「学科 1」を受けてから 9 ヶ月以内ということになる)。

服装のチェックや、配車券の取りかた・教習簿の提出のしかたの説明、予約機での予約の取りかた・キャンセルのしかた等を実際に予約機で操作しながらの説明、次の時間から実際にどのように準備したらよいか(ベルが鳴ると同時にすぐ走り出せるようにしておく)等のレクチャーを受ける。

1 時間目が始まると、普通二輪車免許を持っている人と持っていない人に分かれた。普通二輪免許を持っている人は、もう二輪車の基本的な乗り方をマスターしていると見なして、第 1 段階の項目をガンガンはしょって 1 時間で次の段階に進めるのだ。

1 時間目はまず、二輪車の乗り方をひととおりおさらい。普通二輪免許所持者といえども、長い間バイクに乗ってなかった人もいるので、運転姿勢や乗り方→発進→停止→降り方の説明をいちおう教わる。ひととおりさらっと、とはいうものの、ここまでで時間の約半分をついやす。

その後、コースの外周をぐるぐる回りはじめた。カーブは 20 km/h 以下に速度を落とす、また、長い直線では 3rd にギアを入れて 30 km/h 程度までスピードを上げるように指示される。

教習車(CB750)は車体重量が 200 kg 以上あって、中型バイクよりも当然重くて扱いも大変なのだが、さすがみんな中免所持者だけあって、走り出してしまえば、後半の時間はスイスイ気持ち良さそうにナナハンに乗っている。

カーブ手前でしっかり減速すること、また 3rd からの減速チェンジ、カーブ出口からの素早い加速などしっかりチェックされるので、あまりいい気持ちでのほほんと走っていてもまずい。でもここらへんは普通二輪免許持ってるならば「本能」でできるようになってるはず。

2 時間目(第 2 段階の 3)は、坂道発進、スラローム、一本橋、急制動、一時停止、見通しの悪い交差点、信号、右左折、を含むコースを設定し、外周をぐるぐる回る。

普通二輪免許の時にも死ぬほどやったところなので、技能教習 2 時間目にしていきなりこれだけの項目が増えてくるが、やはりまだ最初の段階の時間なので、カンを取り戻すために流して走る感じだ。

急制動は、3rd ギアで 35 km/h まで速度を上げてから、制動開始点でブレーキをかけて、短い距離で、タイヤをロックさせたりしないように停止する。3 段階に行くと 40 km/h からの制動になる。

スラロームは、27 m の長さに 4.5 m 間隔で置かれたパイロンの間をみぎひだりにリズミカルに走る。卒検の時には普通二輪は 8 秒以内、大型二輪は 7 秒以内のタイムリミットが設定される。卒検ではパイロンと接触すると、即、試験中止。不合格だ。

一本橋は、幅 30 cm 長さ 15 m の橋の上をローギアと半クラッチとリアブレーキでなるべく時間をかけて通過する。普通二輪は 7 秒以上、大型二輪は 10 秒以上のタイムリミットが設定される。卒検で脱輪すると、即、試験中止。

一本橋もスラロームも苦手だ。しかし、タイムリミットにこだわって失敗してしまうよりも、タイムリミット守れなくてもいいからちゃんと通過できるようにする方が当然よい。たしか、普通二輪の卒検の時はどちらもタイムリミット守れなかったのだが(爆)、ほかのところをちゃんとできれば合格してしまうのだ。

一本橋。「はい 8 秒でしたー。もうちょっとですね。」 あぁ、でも、すこし上達してるではないか。普通二輪とろうとしてた時は 5 秒くらいだったもんなぁ(笑)。

追記: 筆者の勘違いについてここで正しておかねばならない。丸井でも大型二輪コースを取り扱っていた。先日別の用事で池袋をうろついていた際、池袋丸井フィールド館で、丸井の運転免許の大型二輪コースの案内が出ていたのである。

お大自二ッキ(教習派) 入校手続き・説明会・適性試験

入校手続き

大型自動二輪は、どの運転免許をすでに持っているかによって、技能教習時間が短くて済んだり、学科を免除になったりする。表にすると、

既得免許 学科時限 技能時限
なし(原付含む) 32 H 36 H
四輪 2 H 31 H
普通二輪 免除 12 H
限定二輪 免除 20 H

といった感じである。

教習所の受付カウンターまで出むいて、大型二輪を申し込みたい旨を伝えると、「まず二輪の受付に行って簡単なテストを受けてもらいます」とのこと。

750 cc のバイクを使って、取りまわし、引き起こしなどができるかどうか、実際にやらされるわけである。教習で使うやつ(CB750)とはまた別の、比較的車体重量の軽いバイク(Zephyr 750)を使って行われた。センタースタンドを倒す・ハンドルを切ってあたりを一周するようにバイクを押す・バイクを倒してそれを引き起こす・センタースタンドをかける、ということをやらされて、できるかどうかをみるのだ。自分の場合は「はい、やってー。はい、OK です。」で済んだが、たぶん初めてバイクを触る人にとってはけっこう難しいものなので、あらかじめコツを教えてもらえるのかもしれない。

その後、受付カウンターに戻り、費用の支払い(クレジットカードの手続き)と教習原簿などの書類の作成、ID カードの発行、その他いろいろな基本的事項の説明を受けた。

また、矯正視力が片眼で 0.3 、両眼で 0.7 あるかどうか視力の検査や、手を握ったり開いたり、足の屈伸運動、信号の色(あか・あお・きいろ)を見分けられるかどうかのテストなども行われた。

この手続きのあと、入校説明会(1時限)と適性試験(1時限)を受けなければ、技能教習を始めることができない。さらに、技能教習の初回(1段階の1時間目)は毎日やっているわけではなく、ある程度日程が限られているということであった。この関係で、入校から初めての技能教習まで若干の間があくことになる。それを考慮しつつ、8 時限分の技能教習の予約をあらかじめとっておくことになった。

入校手続きの後、その日に教室で入校説明会と適性試験のスケジュールがあれば、すぐにそれを受けることができるのだが、私の時は翌日でないと入校説明会と適性試験のスケジュールが組まれていなかったので、改めて出直しとなった。

入校説明会・適性試験

入校説明会では、学科教習・技能教習についてのだいたいの流れや、教習の受け方・教習の時の服装などについて説明を受けた。

教習開始後 9 ヶ月以内に 4 段階までを終わっていなければならない。また、4 段階まで終わった後 3 ヶ月以内に卒業検定に合格しなければならない。それにまにあわなければ、すべての教習は無効となる。

靴はバイク用ブーツが望ましいが、くるぶしまで隠れるものであればよい。長袖長ズボンは夏でも必須事項。グローブは、指の先端部分が切れているタイプでなければ、軍手とかでも OK。

ヘルメットはフルフェイス型かジェット型で、持っていなければレンタルもしてくれる。前面がスモークやミラー処理してあるものは不可、または教習中は開いて顔を出したまま(教官が視線の動きを確認できるように)にする。当然、原付用のヘルメットや 125 cc 用のヘルメットは不可。

適性試験の時間では、ちょうど小学校の時にやらされたような、知能テストのようなものを受けさせられる。これで運転適性をみようというわけだ。成績が悪いと再試験となる。

見本としてあげられた図形と同じものを選び出すとか、ロールシャッハ風の図形が出てきたり、性格診断のような設問に Yes/No で答えたりとか。

たとえば、同じような図形だがちょっとずつデザインが違うのが 4 つくらい出てきて、どれが一番好きと思うか、どれが一番嫌いか、を答えるのだが、じつはこれは、答えの内容をみるのではなく、規定時間内でどれだけ数をこなせられたか見たりしているそうなので、こおいう類のテストは侮りがたし、なのである。

お大自二ッキ(教習派) 準備篇 その 2

昼休みにレインボーモータースクールに問い合わせの電話。

「大型二輪を取りたいんですけど、今の時期は混雑していますか?」

おねいさんの声。「そんなことはないですよ。手続きしてすぐに乗り始められるようです。」

「費用の支払方法についてなんですが、一括でしかだめですか?ローンは組めますか?」

「可能です。こちらに手続きに来ていただければ、ローン会社(クレディセゾン)の担当者がおりますので。」

「入校の手続きの際に持っていく必要のある物を教えてください。」

「東京にお住まいですか?であれば、運転免許証のほかに写真 3 枚、スピード写真で結構ですが、必要になりますのでお持ちください。」

「さようですか。どうも有り難う。」

というわけで、3 つの心配事のうち 2 つは解決。あとは写真撮って現地に申し込みにいくだけだ。

追記 もしかしたら、教習所の案内のおねいさんは、普通自動二輪か大型自動車と聞き違えて「すいてる」と言った恐れがあることもイナメナイ。まだちょっと心配だ。

お大自二ッキ(教習派) 準備篇 その 1

大型二輪の免許を取ろうと考えたのである。

あと 2 ヶ月でミソヂという大台を目前に控え、今更ながらジタバタ焦っている、というとオジサンライダー達からは大爆笑をもらいそうだが、なんだかこう、二十代における輝かしい足跡とゆーやつをだな、今からでもいいからできるだけ多く残しておきたいという思いが、最近の私の生活の原動力になっているといっても過言ではないのだ。

しかし!ここで問題点が 3 つある。ひとつはいまから真冬に向かおうとするこの時期(これ書いてるときは 1 月 4 日です)について、ふたつめは教習所の混雑度の問題、みっつめは費用の工面の問題、である。

ひとつめ。さすがに冬至を過ぎて昼の時間が長くなりはじめたといえ、春分ぐらいになるまではまだまだ寒いのである。オートバイの教習というのは、寒くても、夜でも、雨が降っても雪が降っても、よほどの悪天候でない限りは教習中止というのはあり得ない。野外のコースでぶるぶる震えながら技能教習を受けるのだ。あたりまえだ。

ただこれはそれほど深刻な問題ではない。実は筆者は去年の同時期(2月)に普通二輪免許取得のために教習所に通っていた経験があるし、現在も 400 cc のバイクに乗っているので、ある程度の防寒の対策は考慮済みである。去年の冬にスタジャンとジーンズで教習を受けていた時よりは少しは進歩している。

バイク乗りは風の子!寒くたってへっちゃらだいっ!ぶぇっくし!

というくらいの気構えでないとバイクには乗れないのである。

ふたつめ。教習所業界のカレンダーでは、これから卒業シーズンに向かう 3 月までは、いわゆる「オンシーズン」、つまりお客が増える稼ぎ時ということで大量の入学生を受け入れ、予約が取れたとしても何日もずっとあと、という異常事態な期間に突入する。さらには、教習所で大型二輪免許の教習が受けられるようになってまだ日が浅いので、法律改正初期の混雑をいまだにひきずっていて、大型二輪コースは客が飽和状態であることが十分予想される。確かめたわけではないが。

みっつめ。当初、冬のボーナスをこのための費用にあてようと考えていたのだが、なんだかんだでボーナスの用途はすべて予約済みとなってしまった (^_^;)。残された道はただひとつ、月賦を組むことである。別に自分はブラックリストにのるような人間ではないのだが、借金というものはどうしても精神的に負担がかかるものである。できればキャッシュでどーんと払うというのが理想的な形だが、現状ではローンを組まざるを得ない。

今日は教習所入校の準備段階として、案内所の偵察に赴くことにした。目的地は、丸井中野店のカードセンター。ここでは丸井と提携している自動車教習所の案内と、取得費用のローン手続きを行っている。前回の普通二輪免許の際にもお世話になった。

ところがいろいろ案内をみていると、あることに気がつき愕然とする。普通自動車・普通二輪車は扱っているが、大型二輪車は扱っていないのである。店員に確かめてはっきりさせれば良かったのだが、下手に声をかけていつの間にか手続きしちゃってたとかいう可能性も、自分の性格を考えればなきにしもあらずなので(べつにそれでも構わなかったけど)、パンフレットをさらさらっと眺めた限りではどうもそのようなのである。

「どーすべはぁ(エセ熊谷弁)。」バーガーキング中野店でダブルチーズバーガーを頬張りながらひとり思案する。実は行きたい教習所はすでに心の中でほぼ決定していたのである。

レインボーモータースクール。埼玉県の志木・新座・朝霞・和光界隈で免許取得を志す者、および既得者にとってさえも、「レインボー出身」はある種ステータス的意味を持って語られる(本当かよ!?)ほどの、伝説の聖地。筆者の場合は、普通車はセイコー、普通二輪車はナビだ。あー、超ローカルネタであった。この先、大型自動車?二種?いずれにしろほとんどもう自動車教習所に行く機会はないのであるから、ここでレインボーに行っておかないと「レインボー出身」というステータスはもはや一生得られないのかもしれないのである。レインボーに行きたい。絶対。

バイクの師匠であり、大型二輪免許をレインボーで取得済みの友人に電話。我が師匠は、レインボーが大型二輪に関して公認をまだ受けていなかった時の、「95 % 条件」をクリアするためのチャレンジ期間(ようするに、同じ教習所の生徒の一発試験での合格率が 95 % 以上あれば晴れて公認をとれる)の教習を利用して大型二輪免許を取ってしまった。

「30 になるまでの 2 ヶ月の間に大型二輪免許をとりたいです。レインボーに通おうと思っています」

「本当ですか。それはすごい決心ですね。まぁ、がんばってください」

「レインボーって、ローンやクレジットカードでの支払いは可能なのでしょうか」

「ええ、それは問題ないと思います」

何とも心強いお答え。レインボーに直接電話してみようとも思っていたが、友人との電話が終わったときには夜 8 時すぎていたので、もう閉まったかと思いまたの機会にすることにした。

こうして、大型二輪免許取得計画は、波乱含みのプロローグとともに幕をあけたのだった。